2013年6月9日日曜日

原マルチノの演説 表紙 ORATIO HABITA A FARA D. MARTINO

原文のつづりや改行を尊重したバージョンと、ラテン語学習者にとって読みやすいバージョンの両方を、筑波大所蔵本に基づき作成しました。後者ではijなど一般的な初級文法で習わないつづりは、辞書(Gaffiot)に載っている形に直しています。その際、iとj、 uとvの使い分けも行っています。なお、&とacの直前に必ずコンマが入っていますが、これは無視すると理解しやすくなります。

ネットで読める参考文献としては、渡邉顕彦氏の「原マルチノのヴァリニャーノ礼讃演説 : 古典受容の一例として」があります。また上智大のラウレスキリシタン文庫DBに本書成立の背景についての解説があります。学術的な校訂版としては、G. Schurhammer, Orientalia, Roma, 1951, pp. 749-753があります。



ORATIO HABITA A FARA D. MARTINO
Iaponio, suo & sociorum nomine, cum ab Europa redirent,
ad Patrem Alexandrum Valignanum Visitatorem Societatis
IESV, Goae in D. Pauli Collegio, pridie Non.
Iunij, Anno Domini
1587.

[...]

CVM FACVLTATE Inquisitorum &, Superiorum
GOAE
Excudebat Constantinus Douratus Iaponius in aedibus
Societatis IESV.
1588.


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